工業用プラスチックは、容器や家電製品、家具、自動車部品など、日常生活の様々なシーンで活用されている素材です。工業用プラスチックそのものに、それぞれで特性が異なる様々な種類のものがあるため、種類ごとに得意な用途があることも、工業用プラスチックの特徴のひとつと言えるでしょう。
*参照元:meviy(https://jp.meviy.misumi-ec.com/info/ja/archives/26396/)
工業用プラスチックは、別名「合成樹脂」とも呼ばれており、大別すれば「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」があります。
熱可塑性樹脂は、その名の通り、加熱することでやわらかくなり、繰り返して任意の形状に加工することができる、工業用プラスチックです。熱を加えることで何度でも成形することができるため、加工しやすい素材です。
一方、「熱硬化性樹脂」は、加熱すれば最初の段階こそやわらかくなるものの、そのまま加熱を続けることで硬くなってしまうものです。熱硬化性樹脂はいちどしか成形できない点に特性があります。
石油を素材にする工業用プラスチックですが、さらに様々な種類があることも特性のひとつで、それにあわせて用途もそれぞれです。例えば軽量性に優れる「ポリエチレン」は包装材に使われますし、強度に優れた「ABS樹脂」は電気製品や自動車の部品素材に使われます。
熱硬化性樹脂では、比較的コストが低い「フェノール樹脂」や粘着性に優れた「エポキシ樹脂」があり、産業部品や建築資材に使われています。
工業用プラスチックにも、デメリットというべき特性がいくつかあります。例えば、合成樹脂は全体的に、耐熱性の面で劣るところもあり、日常製品においても、「高熱で溶けてしまった」といったことが珍しくありません。
また、環境中に放置されれば、自然に分解されないことも工業用プラスチックのデメリットです。例えば、海洋中に流出することで、自然環境を大きく害していると指摘されています。
工業用プラスチックの加工方法はいくつかあります。代表的なのは「成形加工」で、これは加熱した工業用プラスチックを金型などに流し込み、冷却することで同じ製品を大量生産することができるものです。このほか、工業用プラスチックを切削機器で成形する「切削加工」や、近年注目されている「3Dプリンタ」などもあります。
工業用プラスチックの加工では、使用目的とコストにあわせて、最適な加工方法を選ぶようにしましょう。
*参照元:meviy(https://jp.meviy.misumi-ec.com/info/ja/archives/26396/)
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なお、各社の提携先企業・業界取引実績は2021年7月に調査したものを掲載しています