国内調達のメリットとしては、言語が同じ日本語のためやり取りが比較的スムーズな点があります。
また、日本国内であれば輸送距離もある程度の範囲に限られるため、輸送コストやリードタイムもある程度のレンジに収まってくれます。
反対にデメリットとしては一定以上のコストがかかってしまう点にあります。
物価水準が同じであるため大幅なコスト削減を行えないため、仕入価格も引き下げることが難しくなります。
また、国内にない技術や設備でなければ加工ができない場合、製造環境の構築が必要になり設備導入など大幅にコストがかかってしまうことになります。
基本的にはコスト面で改善ニーズがない場合においては、国内の安定した取引先に依頼し続ける方が無難ではあるといえます。
海外調達のメリットとしては、外貨であることによるコストの点があります。
日本に比べて物価が安いような国を相手に調達することができれば、日本国内で加工を行うよりもコスト面で有利なため、遥かに安い価格で仕入れられる可能性があります。
反対にデメリットとしては、国によって商習慣や安全基準・品質管理基準が異なる場合、想定しているよりも低い品質の部品となってしまう場合があります。
また、地理的な遠さで納期が遅延すること・輸送コストがかかることが大きなデメリットとなっています。
これらのメリット・デメリットを天秤にかけて、なお海外調達のメリットが上回る場合には海外調達を検討してみてもよいでしょう。
基本的に海外調達のメリットはコスト面であると解説しましたが、大幅に品質の低い部品を仕入れてしまっては元も子もありません。製品に使用できない以上それはメリットにはなりませんし、手直しなどで納期が延びると後工程にも大きく影響が出てしまいます。
そのため、品質管理は最重要ポイントのひとつであり、調達代行などを外部業者に依頼する場合には品質面を担保できる検査体制が整っているかどうかが大切です。業者選定の際には十分注意するようにしましょう。
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